ついに正体が判明か!?インターネット最大のミステリー『Cicada3301』後編
世界中を巻き込んだ
インターネット史上最大のミステリー「Cicada3301」。
正体不明の組織から投げかけられたその謎は、
およそ10年たった今でも解明されていません。
初めての謎解きから1年後、
再度発見されたCicada3301の新たな挑戦状。
彼らによって作られたとされる
解読不可能な本の謎。
そしてついに、cicadaの正体を記した
最終試験のメールがリークされたのです。
こんにちは。えむちゃんです。
今回は、さらに深まる『cicada3301』の謎と
驚愕のリーク内容についてご紹介します!
CIcada3301:2度目の開催
「もしあなたが
全ての問題を解けなかったとしても、
また、最後のメールを
受け取っていなかったとしても
気を落とさないでください。
また同じような機会がありますから。
3301」
2012年に行われた
初めての謎解きが終了したのち、
Cicadaが最後に残したメッセージは
このような内容でした。
そして、その宣言通り、
1年後の2013年 1月6日に、
新たな挑戦状が投稿されるのです。
「お久しぶりです。
我々は、再び知能レベルが
極めて高い人間を探しています。
最初の鍵は
この画像の中に隠されています。
探してください。
それが あなたを
次のステップに導くでしょう。
全てを解読した人と
お会いできるのを楽しみにしています。
3301」
謎解きは前回と同様、画像の解析から始まり、
そこから現れる暗号を解くことで、
ある一冊の本へと繋がるというものでした。
そしてその本から
『The Instar Emergence』という
音楽ファイルの入った、
Dropboxのリンクが見つかります。
音楽は、最初は
クラシックギターで始まり
徐々に奇妙な音色になっていきます。
音楽には様々な鍵が隠されており、
それらを全て解き明かした挑戦者たちが
次にたどり着いたのは、とあるツイッターアカウントでした。
ツイートの内容から発見した画像ファイルを、
OutGuessと呼ばれる画像解析ソフトで
分析にかけると、不思議なメッセージが現れます。
その大部分が空白だったため、
挑戦者たちは 頭を悩ませましたが、
解読を進めるにつれ、
空白部分は、タブとスペースによって
成り立っていることがわかりました。
これをバイナリーコードという、
0と1から成る二進法のデータに書き換え、
コンピューターが読み込める状態に翻訳します。
さらに、アスキーコードという文字に置き換えると
文字列が浮かび上がり、
続く なぞの数々を ひも解いた結果、
またしても、世界の座標が見つかりました。
今回は、4ヶ国8都市の場所が示され
その中には驚くべきことに、
日本の沖縄も含まれていました。
座標が指し示す地点には、前回と同様、
セミのイラストが描かれた張り紙が貼られ、
そこに記された電話番号とアクセスコードから、
ある一つのウェブサイトが浮かび上がります。
サイトには、タイマーと いくつかの問題があり
その大部分は選択式の問題となっていました。
各質問は 非常に難しく、時間は 刻一刻と迫ります。
全ての 難問の壁を乗り越えると、
次のようなメッセージが届きました。
「次のステップにつながる鍵を
あなたのメールアドレスに送ります。」
しかし、待てど暮らせど
cicada3301からの連絡はありません。
いたずらを疑いたくなるところですが、
あいにく、これらの謎は正真正銘
Cicada3301によるものと考えられています。
なぜなら、今回投稿された画像のPGP署名が、
1回目の画像の数々と一致しているからです。
結局、連絡を受け取ったと
名乗りをあげる人は、ついに現れませんでした。
謎は深まるばかりです。
Cicada3301:3回目の開催
さらに一年後の2014年1月5日。
Cicada3301から、3度目の新たな問題が投稿されました。
これまでと同様、
いくつかの暗号を解読すると
『Liber Primus(リベル・プリムス)』という本に辿り着きます。
全74ページからなる本で、
文章は、はるか昔にゲルマン人が使用していた
ルーン言語で書かれていました。
タイトルの『リベル・プリムス』とは、
ラテン語で『First Book(最初の本)』という意味です。
そして驚くべきことに、どうやらその本は、
cicada3301によって書かれたものだと判明したのです。
この本が出版されたのは2013年、
つまり、3度目の挑戦が始まる前の時期になります。
翻訳されたその本は
普通に読むと、哲学的な考えや思想といった内容で、
出版された当初は、宗教やカルトのジャンルと考えられていました。
しかし、その真相は、
Cicada3301の謎を解くために必要となる、
幾つものヒントと暗号を秘めた本だったのです。
解読は困難を極めました。
そもそも、ルーン文字を翻訳しなければならず、
中には暗号に関係のないページも含まれていたりと、
挑戦者たちを足止めします。
それでもなんとか、いくつかのページは
解読に至りました。
あるページにある数字の羅列は、
解読の結果、
「ダークウェブのあるページを探し出せ」
というメッセージが読み取れています。
しかし、そのページは未だ見つかっていません。
全ての暗号を解くには、
あまりに多くの可能性が考えられ、
まさに、干し草の山から針を探すような作業です。
『リベル・プリムス』の全76ページのうち、
現在解読されているのは、わずか19ページのみ。
重要な部分は、未だに解明されていません。
つまり、cicada3301からの3度目の挑戦は、
スタートラインから未だ進めずにいるのです。
Cicada3301:3回目以降の開催
本の解読が進まぬまま迎えた、2015年1月。
この年は、cicadaからの出題はありませんでした。
しかし その翌年の2016年には、
新たなメッセージが投稿されます。
「道はまだ開かれている。
リベル・プリムスこそが、鍵である。
そこに記された文字が地図となり、
その意味が道となり、
その数字が方向となる。
探しなさい。
そうすればきっと見つかる。
幸運を祈る。
3301」
そして、その投稿を最後に
Cicada3301からの連絡は現在まで途絶えています。
Cicada3301の正体とは?
謎に包まれたcicada3301。
その正体は何者なのでしょうか?
ネット上では、
CIAやアメリカ 国家安全 保障局(NSA)、
イギリスの情報機関 MI6などが
優秀な人材を見つけるために
リクルートを行っているという説や、
フリーメイソン、Anonymous(アノニ マス)などの
秘密結社であるという説、
他にも、どこかのお金持ちが考えたイタズラという説など
様々上がりました。
Cicadaの正体が明らかに・・・?
そんな中、衝撃的なニュースが駆け巡りました。
2012年に投稿された最初の謎解きにおいて、
全てを解明し、Cicada3301と
直接コンタクトを取ったという人物が名乗り出たのです。
前編の記事でお話ししましたが、
2012年の開催では、全ての問題を解いた先に
危険なダークウェブのページへ誘導されます。
そこには、次のようなメッセージが書かれていました。
「おめでとうございます。
新しいメールアドレスを作って、
下記に 入力してください。
数日以内に 番号を送ります。
番号を受け取ったら このページに戻り、
URLの最後に スラッシュをつけた上で、
その番号を加えてください。」
しかし、数時間後にこのサイトに戻ってみると
メッセージの内容が変わります。
「あなたたちは情報を共有しすぎた。
我々が求めるのは 最高の者である。
ただついてくる者はいらない。
そのため、最初の数名のみが景品を受け取るだろう。」
サイトはアクセスできなくなり、
その先を解読する手がかりは完全に途絶えてしまったのです。
そして1ヶ月後、Cicada3301からの
最後のメッセージが発見されます。
「我々は 求めていた人間を
ついに見つけました。
これで長い旅路は終了します。」
これまで、その「景品」を受け取ったという人は
名乗り出ておらず、
その先に何があるのか、
一切の情報がありませんでした。
しかし実は、このダークウェブに
メールアドレスを入力したあと、
Cicada3301から返信があった人物がいたというのです。
その人物の名前は、マーカス・ワーナー。
なんと彼は、Cicada3301から受け取ったという
そのメールの内容を世界に公開します。
リークされた!Cicada3301からのメール!
Cicada3301からのメールは、このように始まります。
「
<この情報をシェアすることを禁じます。>
おめでとうございます。
1ヶ月に及ぶテストをクリアしたのは、
数千人中、あなたと他数名のみです。
そして、これが最後の問題となります。
この最後の問題には、
隠されたコードやメッセージ、
物理的な宝探しはありません。
あなたの正直な回答が欲しいのです。
あなたは私たちの正体が
気になっていることでしょう。
私たちは国際的な組織であり、
名前も、シンボルもなければ、
何かの会員でもありません。
また、独自のウェブサイトもなければ、
自らを広告することもありません。
私たちは、あなたのように
この リクルートコンテストを
解読することができた人々の集団であり、
同じ思想のもとに集まっています。
権力行使や弾圧は終わらなければならない。
検閲は間違っており、
プライバシーは奪うことの出来ないものである。
私たちは、ハッカー集団でもなければ
違法な集団でもありません。
私たちはシンクタンクのようなもので、
この思想や自由、
プライバシーセキュリティーを実現するため、
研究開発を行っています。
私たちの
過去のプロジェクトのいくつかを、
あなたは聞いたことがあるはずです。
もしあなたが
私たちの一員となることを
承諾してくださるのなら、
ぜひ、未来のプロジェクトに
参加してくれますと 幸いです。
」
そして最後には、
三つの質問が記載されていました。
1. 全ての人間が、
プライバシーと匿名性に対する権利があり
それを用いるために
暗号化ソフトなどを
使用する権利があると思いますか?
2. 情報は、
無償で自由なものであるべきだと
思いますか?
3. 検閲は
人類をおびやかすと思いますか?
実際のところ、このメールの真偽は
明らかになっていません。
しかし、cicada3301の謎を全て解き、
実際にコンタクトを取ったという人物は
他には名乗り出てきておらず、
真相は謎のままです。
また、cicada3301が残した最大の謎『リベル・プリムス』は
現在に至るまで解明されておらず、
解読が進められています。
この先、全ての謎は明らかになるのでしょうか?
今後、cicada3301から再度、
旅路を終了するというメッセージが
投稿されるのか?
はたまた、次の1月に、
新たなヒントが出されるのか・・・
来るもの拒まずの超難解パズル『cicada3301』。
その謎を初めて解読することとなるのは、
もしかしたら、あなたかもしれません!
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