悪魔も恐れる最高峰の天使たち!キリスト教の七大天使を解説!

七大天使

それは、ユダヤ教・キリスト教に伝わる
最高峰と謳われる大天使たち。

教派や聖典によって
七大天使の構成は若干異なりますが、
それぞれに役割を持ち、強力な力を持つと
伝えられています。

悪魔さえ恐れると言われる彼らは、
一体、どのような力を持っているのでしょうか?

こんにちは。えむちゃんです。
今回は、悪魔も恐れる最強の七大天使をご紹介します。

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神の軍団の長・ミカエル

その名は、“神の如き者”。

神に仇なす者たちと戦う
大天使・ミカエル

甲冑を纏い、神の軍団の先頭を行く、
勇猛な天使の長とされています。

ミカエルは、三大天使・四大天使にも数えられる最も偉大な天使の一人です。

攻撃や浄化、守護の力を司り、
死者の魂を導く役割を担っているとされています。

右手に剣、左手に秤(はかり)を持つ姿で描かれることが多く、
中世においては兵士の守護者として
人々に信仰されていました。

フランスの英雄ジャンヌ・ダルク
神の掲示を与え導いたのも、
ミカエルだったとされています。

戦場で発揮されるその力は凄まじく、
天使が善と悪とに分かれて戦った時
敵対する最強の悪魔サタンを打ち破り、
天の国から追放したと言われています。

神の言葉を伝える者・ガブリエル

その名は、“神の人”。

神の言葉や意思を人々に伝える
大天使・ガブリエル

ミカエルと同様、
三大天使・四大天使にも数えられる
最も偉大な天使の一人です。

ガブリエルがかつて預言者や人々に
神からの重要な知らせを伝えたという物語は、数多く記されています。

例えば、マリアのもとに現れ
イエス・キリストの誕生を告げた『受胎告知』。

のちにイエスに洗礼を授けることとなる
洗礼者ヨハネの誕生を
祭司ザカリヤに伝えたとする予言。

イスラム教においては、
預言者ムハンマドのもとに現れ
神の啓示を授けたともいわれています。

そして、世界の終末、
神が人類の罪を裁く最後の審判において、
ガブリエルはラッパを吹き、
死者を蘇らせるのです。

癒しと守護の大天使・ラファエル

その名は、“神の癒し”。

癒しと守護を司る
大天使・ラファエル

ミカエル、ガブリエルと同様、
三大天使・四大天使にも数えられる
最も偉大な天使の一人です。

神は人間が善い行いをするようにと、
一人一人に守護天使をつけました。
その守護天使たちを監督するのが
ラファエルの役割です。

ラファエルの癒しは
心身ともに対象となり、
怪我や病気、依存症などに苦しむ人々を
治癒する力を持っています。

ときには、杖と水筒を持った
人間の旅人の姿で地上に現れ、
人の旅路に同行し守護しつつ、
先々で出会う人々に救いを与えます。

またラファエルは悪魔祓いに長け、
例えば、人間の女性に取り憑いた
色欲を司る悪魔アスモデウスを捕らえ
エジプトの奥地に幽閉したとされています。

無慈悲な大天使・ウリエル

その名は、“神の炎”。

罪深きものたちを罰する
「懺悔の天使」ウリエル

ミカエル・ガブリエル・ラファエルと並び
四大天使に数えられる、大天使の一人です。

不敬な者の舌を吊り上げ火で炙り、
神を冒涜する者を永遠の業火で焼き、
地獄の罪人たちに苦しみの限りを尽くす
と言われる冷酷無慈悲な天使である一方で、

叡智と哲学を司り、人々の暮らしの彩りや
生き生きとした美しい精神を支えるという
穏やかな面もあります。

また、天体の運行や
地上の自然現象の監督を担い、
ノアに洪水が迫っていることを知らせたのもウリエルだったとされています。

ヘブライに伝わる伝承には、

「ウリエルは炎の剣を持ち、楽園エデンの門を守護している」

と記されています。

そして“最後の審判”の際には、
地獄の門を開き、
全ての魂を審判の席に着かせます。

ウリエルは元々、他の四大天使とともに
人々からの絶大な人気を誇っていました。

ところが、8世紀になると
加熱しすぎた天使信仰を抑えるために、
キリスト教、特にカトリック教会では当時の教皇によって、
ミカエル・ガブリエル・ラファエル以外の天使の崇拝が禁じられてしまいます。

その結果、ウリエルは一時、
堕天使の烙印が押されることとなってしまうのです。

祈りの天使・セラフィエル

その名は、“神の祈り”。

祈りと崇拝の守護を司る天使・セラフィエル

キリスト教の礼拝に用いられる香炉を持つ姿で描かれることが多く、
また別の文書では、天使のような顔に、鷲のような体を持ち、
その巨大な体は光り輝いていると記されています。

地上の人々の祈りを
神へ伝える役割を担い、
人々が祈る際、雑念を取り除き、
祈りに集中できるように手助けをするとも言われています。

勤労の天使・イェグディエル

その名は、“神の賛美”。

人々の勤労を司る天使・イェグディエル

神の栄光のために
勤勉に働く全ての人々を守護し、
励まし、知恵と力を与える役割を担うとされています。

右手に冠を掴み、左手に三本の革紐のついた
鞭や杖を持った姿で描かれることが多く、
冠は勤労への報酬を、鞭や杖は罪人に対する罰を象徴しています。

労働を行う人々を守護し導くことから、
王や指導者たちから深く信仰されていた
と言われています。

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幸福の天使・バラキエル

その名は、“神の祝福”。

家族や結婚生活の幸福を司る天使・バラキエル

全ての守護天使の長であり、
49万6千人もの守護天使を従える
天使の王子として伝えられています。

バラキエルは、胸や衣服に白いバラをつけた姿で描かれており、
これらのバラの花びらは、人々に降り注ぐ神の祝福を象徴しているとされています。

時を越え、何世紀もの間、
人々に信仰されてきた七体の天使たち

天使の中に“七大天使”が君臨するように、
敵対する悪魔の中にも、特に凶悪とされる
七体の悪魔たちがいました。

彼らは、それぞれ、キリスト教において最も重いとされる七つの死に至る罪を司り、
たった一体だけで人類を破滅できてしまうほど強力な力を持っていたのです。

恐ろしい“七つの大罪”の悪魔たちのお話は、こちらの記事でご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

→ 『【七つの大罪】七人の恐ろしい悪魔達!キリスト教の七つの大罪を徹底解説!

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