【前編】地底世界は存在するか!?世界中の神話に共通する地下都市の謎!

ドイツに住む、鉱物学教授のリーデンブロックは

ある日、骨董屋で本を買う。

 

すると、その本の中に、

謎の暗号が書かれた羊皮紙が挟んであった。

それは、16世紀の錬金術師が書き残した

未知なる地底世界へと導く秘密のメッセージだった。

 

甥のアクセルとともに暗号を解読し、

ついに彼らは、アイスランドの死火山の噴火口から、

地球の中心部へと続く道を発見する。

 

たどり着いた地底世界には

見渡す限りの海原に、巨大なキノコの森、

そして、絶滅した太古の生物たちが行き交う

広大な陸地が広がっていた・・・

 

フランスの小説家ジュール・ヴェルヌ

150年ほど前に書いた作品『地底旅行』。

冒頭は、本の中で描かれた地球の内部に広がる世界です。

 

『地底旅行』の世界観は、ロマンに溢れ、

多くの人々を魅了しました。

 

そんな不思議な地底世界にまつわる、奇妙なお話がひとつ。

映画や小説だけでなく、世界中に伝わる神話や過去の記録を見ると、

なぜか共通して、必ずと言っていいほど

地底世界の存在が登場するのです。

 

国も、時代も、宗教も異なるのに、

地底世界という未知の概念を

なぜ共通して描けるのでしょう?

 

こんにちは。えむちゃんです。

今回は、はるか昔から存在が囁かれる

地底世界の謎について、ご紹介します!

 

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世界中の神話で共通する!地底世界の謎!

世界中の神話に必ずと言っていいほど登場する”地底世界”。

まずはその数々を見ていきましょう。

 

① 地底の理想郷・アガルタ(シャンバラ)

仏教やヒンドゥー教の伝承に伝わる

地底の理想郷”アガルタ”。

 

またの名を、シャンバラ(幸福の源)と呼ばれるその地下都市は、

アジアのどこかに存在し、

そこでは私たち人類よりも高度な技術文明を持つ生き物が

理想的な社会を築いているとされています。

 

一説には、チベットに地下への入り口があると言われており、

19〜20世紀にかけ、世界中の権力者や探検家がアガルタを探しました。

 

オカルティストとしても知られているヒトラーは、

アガルタの存在を信じ、そこに住む人々と協力すれば

世界を支配できると考え、1926年、チベットに探検隊を派遣します。

成果は得られなかったものの、その後も諦めず

世界各地に探検隊を送り続けます。

 

アガルタは他の神話にも登場しますが、

その入り口はチベットに限らず

世界各地に点在するとされています。

 

② 北極

地底世界への入り口と言われる

場所の一つに”北極”があります。

 

北極圏で生活をするイヌイット族には、

こんな言い伝えがあります。

 

北の果てには絶対に近づいてはならない

 

「北の果てには恐ろしい力を持った魔人がいる。

彼らは、あの世の入り口の門を守っており、

地上の人間が不用意に近づけば、その命を奪ってしまう。」

 

20世紀になると、北極探検が盛んになり、

イヌイットは探検の協力を求められるようになります。

しかし伝承を信じる彼らはそれに一切応じず、

報酬をいくら高く積んでも、

同意する者はついに一人も現れなかったと言います。

 

北極では、原因不明の奇妙な現象が数々起こっています。

 

そして中には、北極からこの世ならざる異世界に迷い込んで

不可思議な光景を目撃したという報告が

一つばかりか複数件、あげられているのです。

 

加えて、先ほどご紹介した

地底世界アガルタへの入り口は

北極にも存在すると、世界中の神話に記されています。

 

イヌイットの伝承に登場する「あの世の入り口」とは、

まさに地底世界への入り口のことなのでしょうか?

 

北極で起きた、不思議な異世界体験の報告内容については

続くまたの機会にお話ししましょう。

 

③ ホピ族

ネイティブアメリカンの部族の一つで

「平和の民」を意味する、ホピ族

 

彼らが信仰するのは、壁画に描かれた救世主

アントピープル(蟻人間)です。

 

ホピ族に伝わる伝説によれば、

かつて栄えた世界は、人の物欲や信仰心の薄れ、

争いにより神の天罰が下されたとされています。

 

火山噴火、氷河、大洪水によって世界は3度滅んでおり、

現在は第4の世界であるといいます。

 

世が滅ぶ際、逃げ場を失ったホピ族を度々助けたのは、

アントピープルと呼ばれる地底人でした。

 

彼らは地上が再び整うまでの間、

人々を地底世界に匿い、共に暮らします。

 

アントピープルは人間に対して非常に優しく、

自らが痩せ細ってまで、蓄えた食料を与えてくれたと

言い伝えられています。

 

④ 日本の『古事記』

日本最古の歴史書『古事記』には

黄泉の国”という地底世界が登場します。

 

日本神話において、国と神を生んだとされる

イザナギとその妻イザナミ

 

火の神であるカグツチを生んだ際に

火傷を負い、死んでしまったイザナミは

黄泉の国へと旅立ってしまいます。

 

妻を愛していたイザナギは、

黄泉の国まで彼女を追いかけ、

戻ってきてくれと呼びかけました。

 

それを受けたイザナミは

黄泉の国の神に、地上へ戻るための交渉をすることにします。

 

相談の間、決して私の姿を覗かないでください

 

イザナギは固く約束をし、彼女の帰りを待ちました。

 

しかし、交渉時間はあまりに長く、

痺れを切らしたイザナギは約束を破って

彼女の姿を覗いてしまいます。

 

その肉体は、腐敗してウジがたかり、

世にも恐ろしい姿をしていました。

 

驚いたイザナギは必死に逃げ出します。

 

激怒したイザナミが追手を放ちますが、

イザナギは何とか逃げ切り、黄泉の国への入り口を

大きな岩で塞いでしまったというお話です。

 

⑤ 富士山の人穴

神話の他にも、歴史書に奇妙な記録が残っています。

建仁3年にあたる1203年、

源頼家に仕えた武将・仁田四郎忠常

富士山の人穴を探索し、そこで不思議な体験をするのです。

 

人穴とは、富士山の噴火によって作られた

溶岩の洞窟のことで、神聖な場所とされています。

 

ある日、狩をしに駿河国へ出かけた頼家は

偶然その穴を見つけ、家来の忠常に探索を命じます。

 

そして与えられた剣を携え、忠常は部下の4人と共に

人穴へ入りました。

 

洞窟の中は真っ暗で、黒や白のコウモリが飛び交い、

足元には蛇が這っています。

 

すると突然、足元から、幾千人もの人の雄叫びが聞こえました。

かと思えば、今度は時折、誰かの啜り泣く声がします。

 

洞窟を奥へ奥へと進んでいくと、

目の前に大きな河が現れます。

 

河の流れは矢のように速く、渡れずにいると

ふと、河の向こうに光が見えました。

 

そしてその光の中から、不思議な人の姿が現れ、

次の瞬間、連れていた4人の家来が全員急死してしまったのです。

 

忠常は頼家から与えられた剣を川に投げ入れ礼拝し、

命からがら逃げ出します。

翌朝ようやく人穴から脱出し、目の前で起こった出来事を

頼家に報告したのでした。

 

実は富士の人穴は、浅間大菩薩の住む場所と言われ、

決して立ち入ってはならないと

古来より伝えられていたそうです。

 

この不思議な出来事は複数の書物に登場し、

一部には、忠常はこの人穴で出会った存在に

地獄と極楽を案内されたとも記されています。

 

富士の洞窟の中で出会った謎の存在と奇妙な現象・・・

もしかすると、この人穴は地底世界への入り口で、

忠常は地下の住人と遭遇してしまったのかもしれません。

 

古来より、世界各地の伝承に

なぜか共通して現れる地底世界の存在

 

では本当に、私たちの足元に、

そんな神話のような世界は広がっているのでしょうか?

 

実は、人類はそれを現実に解き明かそうとしてきています。

17世紀、イギリスのある天才学者が

歴史上で初めて、地球内部に別世界が存在する可能性を

学術的に立証しようと試みました

 

そしてそれは現在もなお、世界中の天才たちによって

日々研究されつづけています。

 

すべては、この世の地底に眠る

たった一つの真実を解き明かすために・・・

 

次回の中編では、科学的な側面から

本当に地底世界が存在する可能性はあるのかを見ていきます。

そして、技術が発達した現代でもなお

解き明かされていない謎についてご紹介します。

 

さらに、続く後編では、世界中から報告された

地底世界へ迷い込んだという人々の奇妙な体験談

そしてとある重要組織の人物が世界中に暴露した

地底世界にまつわる極秘情報についてのお話をします。

 

このチャンネルでは、世界に存在する

不思議や都市伝説、神話などをご紹介します。

 

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