世界最強の神は誰か?世界の最高神9選!

世界各地に伝わる神話や伝承。

そこに登場するあらゆる姿をした神々。

 

異なる国、異なる時代で

人々はいつでも敬うものを信じる心ともに生きてきました。

 

なかでも、信仰の対象の頂点に君臨する

最高神と呼ばれる神々は、

これまでの人類の歴史の中で

信じ崇めるたくさん人々の心を幾度となく

救ってきたことでしょう。

 

彼らはそれぞれ、その位にふさわしいほどの

最強の力を持っていました。

 

こんにちは。えむちゃんです。

今回は、世界中の神話に伝わる最高位の神々をご紹介します。

 

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聖書の最高神 ”ヤハウェ(YHWH)”

旧約聖書や新約聖書等に現れる唯一神“ヤハウェ”。

 

ユダヤ教では唯一絶対の神、

キリスト教における天地創造の神

イスラム教の唯一神アッラーも呼び方が違うだけで、

同じ神を示していると言われています。

 

万物の創造主である神の名は、

かつては、口にしてはならないとされており、

それは文字であっても例外ではありませんでした。

ヘブライ語で書かれた旧約聖書には

YHWH”の四つの子音で表記することで

神を表していました。

 

すなわち、ヤハウェという呼び方は

あくまで後から母音を当てただけの想像上の発音であり、

本当の名前は誰にもわかっていないのです。

 

聖書の中で描かれる神は

憐れみ深く、情け深い性質を持つ一方、

悔い改めない罪人に対しては、

怒り、罰を下す存在とされています。

 

ノアの方舟で堕落した人間たちを一掃したり、

奴隷にされたイスラエル人を救出するために、

エジプトに10の災いをもたらしたり…

当時の人々からすれば、時に無慈悲な神罰が下されています。

 

ギリシャ神話の最高神”ゼウス”

ギリシャ神話における最高神“ゼウス”は、

宇宙や天候を支配する天空の神であり、

また、人類と神々の秩序と平和を守る

父なる存在でもあります。

 

大地の神クロノスと豊穣の神レアの間に

末の子として生まれたゼウスは、

王の座を奪われるという予言を恐れるあまり

我が子たちを次々と飲み込んでしまった

父クロノスを追放し、覇権を確立しました。

 

最高神というだけあり、

数多く存在するギリシャ神話の神々の中でも

絶対的な力を持っています。

 

ゼウスの主な武器である“雷”は、

キュクロプスという一つ目の巨人が作ったもので、

ある時、ゼウスが彼を助けた際に

感謝して贈られたと言われています。

 

その威力は、たった一撃で世界を破滅させ、

全宇宙を焼き尽くすほどの強さです。

 

北欧神話の最高神“オーディン”

北欧神話の最高神であるオーディンは、

戦争と死を司る神であり、また詩文の神でもあります。

 

片目のない長い髭を生やした

老人として描かれることが多く、

頭にはつばの広い帽子をかぶり、

手にはグングニルという槍を持っています。

 

グングニルは、相手を百発百中貫く

恐ろしい武器です。

 

オーディンは、

魔術に長け、学びに対して非常に貪欲です。

知識を得るためであれば、どんな犠牲も厭いません。

 

たとえば彼は、自分の片目と引き換えに

知恵の泉・ミーミルの水を一口飲むことで

世界を治めるのにふさわしい知恵と魔術を

手に入れました。

 

さらには、自らの命を代償に

『死者の知恵』と『ルーン文字の秘密』を会得しようと、

世界樹・ユグドラシルの木に首を吊り、

グングニルの槍で体を突き刺します。

そして、首の縄が切れて一命を取り留めるまでの

実に九日間も激痛に耐え続けました。

 

そうした苦行の末、

オーディンは叡智の神となったのです。

 

木に足を結び、逆さに吊るされた後光をさす男。

タロットカードの大アルカナの12番・吊るされた男は

まさしくオーディンの姿だとする説もあります。

 

エジプト神話の最高神“ラー”

エジプト神話における最高神“ラー”は、

太陽の神として崇められていました。

 

古代エジプト人にとって、

太陽とは特別な存在でした。

 

毎日、東から西へと沈んでいく太陽は、

一日のうちに死と再生を繰り返す“不死の存在”と考え、

最高神ラーを太陽の化身として信仰します。

 

一般的に、ラーはハヤブサの顔を持つ人の姿で描かれますが、

これは彼の日中の姿。

日の出は、タマオシコガネの頭。

夜は、牡羊の頭をしています。

 

そうして太陽の船に乗り、天空を渡るのです。

 

古代エジプトの君主、すなわち王の座にいたファラオたちは

「太陽神ラーの子」と捉えられていました。

多くの巨大ピラミッドは、この時代に作られ

太陽信仰は、建造に携わった人々で浸透しました。

 

紀元前5500年〜紀元前3100年頃には

既に人々に信仰されていたと言われています。

 

インド神話の最高神“ブラフマー”、“シヴァ”、“ビシュヌ”

インド神話では、

ブラフマーシヴァヴィシュヌの三柱が

最高神として信仰されています。

 

宗派や時代によって神話の内容が異なりますが、

ある一説には、

宇宙とこの世界のあらゆる生命を作り出した創造の神は

ブラフマーであると伝えられています。

 

しかし、時代とともに、

徐々にブラフマーへの信仰は薄れ、

入れ替わるように影響力を増していったのが

シヴァとヴィシュヌでした。

 

シヴァは、破壊と再生を司る神とされ、

この世の終焉が近づいたその時、

全てを破壊し、世界を作り直すと言われています。

 

別の神話では、シヴァが放つたった一本の弓が

3つの都市が破壊するともあります。

 

世界を維持する神・ヴィシュヌは、

世界が危機に晒された時、動物や人間に姿を変え、

地上に現れると言い伝えられています。

 

また、彼が歩けば、たった3歩で、

この世界を闊歩できるとされています。

 

創造を司る神ブラフマー。

破壊を司る神シヴァ。

維持を司る神ヴィシュヌ。

 

彼ら三柱が一体となり、世界が流れるというのが

ヒンドゥー教の教えです。

 

メソポタミア神話の最高神“アヌ”

メソポタミア神話における最高神“アヌ”。

 

天空や星を司る神とされ、大地の女神キを配偶神とし、

彼女との間にたくさんの神々を生み出しました。

 

最高神アヌには、罪人を裁く力があり、

王座に座る王冠を被った男の姿や

ジャッカルの姿で描かれることがあります。

 

ちなみに、メソポタミア神話とは、今から約5000年前に栄えた

メソポタミア文明で成立した神話で、数千年にわたり、

シュメール人やバビロニア人などに信仰されてきました。

 

メソポタミア神話は後の宗教に大きな影響を与えたとされており、

古代ギリシャ神話や聖書にもその影響が見られると言われています。

 

ケルト神話の最高神“ダグザ”

ケルト神話における最高神は、

再生や豊穣を司る神“ダグザ”です。

 

その姿は髭を生やした大男とされ、

毛皮の長靴と丈の短い衣を身につけています。

 

ダグザは、神族の王であったと同時に

戦場での役割を一身に引き受けるほどの強い戦士でもあり、

他にも魔術や詩、建築にも優れた万能の神でした。

 

彼の持つ三つの道具には、

生死を司る棍棒感情を操るハープ

そして、食料を無限に出現させる大釜

それそれが特別な魔力を持っています。

 

ちなみに、ケルト人は古代より口承によって

神話を語り継いできました。

森羅万象に神が宿るとされ、

各地に伝わる神々は300以上もいると言われています。

 

アステカ神話の最高神“ケツァルコアトル”

かつてメキシコで栄えたアステカ帝国。

 

彼らの神話に登場する最高神は、

平和と農耕の神とされる“ケツァルコアトル”です。

 

その名は、「羽毛のある蛇」を意味し、

壁画や遺跡には、ヘビの姿で描かれています。

また、人間の姿は、白い顔の男性だと考えられています。

 

彼はまた、人類に火をもたらした神であるともされ、

太陽神としても崇められていました。

 

ある時、ケツァルコアトルは、

アステカ人の生贄文化をやめさせようとしました。

 

しかし、それをよく思わなかった

破壊と戦争の神・テスカトリポカの策略により、

彼はアステカの地を追われることとなります。

 

この時、ケツァルコアトルは、

アステカの人々に約束をしました。

 

私は一の葦の年に戻ってくる

 

一の葦の年とは、

西暦で表すと1519年にあたります。

 

そして時が経ち、1519年。

 

運命の悪戯か、

メキシコへ上陸したスペイン人が

侵略を開始します。

 

伝説を信じるアステカの人々は

白人であるスペイン人たちをみて

ケツァルコアトルの再来だと思い込み、

快く彼らを受け入れ、街を案内しました。

 

その結果、侵略者たちへの対応が遅れ、

アステカ文明はあっさりと滅亡してしまったのでした。

 

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日本神話の最高神“天照大神”

日本神話において、

八百万の神々の頂点に君臨するのが

太陽を司る神“天照大神”です。

 

イザナギの左目から生まれた神で、

天皇の祖神であるとされています。

 

ある時、弟であるスサノオの素行に嫌気が差し、

天の岩戸に隠れてしまいます。

 

すると、世界は闇に覆われ、たくさんの禍が起きました。

 

困った八百万の神々は、相談の末、

岩戸の前で神楽や舞を行いました。

 

彼らの楽しそうな声が気になった天照大神が扉を開けます、

その隙に、神々は天照大神の手を引き岩戸の外へ出したおかげで、

世界に再び太陽が戻ったと言います。

 

世界中に伝わる神々のお話。いかがでしたか?

 

ところで、神話や伝承に登場する

神秘的な舞台は当然ながら

それぞれに異なる様々な世界が描かれています。

 

しかし不思議なことに、なぜか必ずと言っていいほど

地底世界の存在が登場するのです。

 

そのお話が気になる方は

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

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不思議や都市伝説、神話などをご紹介します。

 

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