人類未踏の空間!南極大陸の氷の下に眠る謎!

凍てつく氷の世界・南極大陸。

 

人類がその地に上陸し、200年の年月が経った

現代においてもなお、多くの謎が眠っています。

 

そこには過去、数千万年にもわたって

外界から完全に隔絶されていた場所があるということを

あなたはご存知ですか?

 

約4000メートルの分厚い氷に覆い隠された、未知なる世界。

極寒の地の足元に広がる世界には、もしかしたら

我々地上の生物とは

全く異なる歴史を辿ってきた生命体が

今もなお、暮らしているのかもしれません。

 

こんにちは、えむちゃんです。

今回は、南極大陸の氷の下に眠る

氷底湖の謎をご紹介します。

 

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南極大陸の発見

紀元前150年頃。

地球の南にあるとされる謎の大陸の存在は、

私たち人類が南極大陸を発見するよりも遥か昔から

囁かれていました。

 

1569年に出版された史上初の世界地図には、

テラ・アウストラリス・インコングニタ」という名前で

南の未知なる大陸が描かれています。

 

続く大航海時代には、

歴史に名を残した数々の豪傑たちが

その未踏の地を求めて、探検に乗り出しました。

 

しかし、結局誰も発見することができず、

次第に南の大陸はその存在の可能性すら、

否定されるようになったのです。

 

時は経ち、1820年、ロシアの遠征隊によって、

ようやく南極大陸が発見されます。

 

そして翌1821年には

アザラシ猟師であるジョン・デイビスが

人類で初めて、上陸を果たしました。

 

南極大陸の氷の下に眠る謎

南極大陸の土地面積は、約1400㎢。

地球の全陸地の9.2%もの面積を占め、

これは日本の約37倍、

アメリカの約1.5倍の大きさにあたります。

 

そしてその広大な大陸の実に98%は、

平均2000mにもなる分厚い氷に覆われています。

 

それゆえ、南極大陸には、

人類が調査しきれていない場所が数多く残されています。

 

そのうちの一つ、

神秘の湖 “氷底湖(ひょうていこ)”とは

その名の通り、氷の下に眠る湖のことです。

 

氷に閉じ込められた、南極大陸の複雑な地形。

ある時、そこにいくつもの巨大な湖が発見されます。

驚くべきことには、それらの湖は

氷の下で凍りつくことなく、水の状態を保っていたのです。

 

氷底湖発見の歴史

そもそも2000mもの分厚い氷の下にある湖を

どのようにして見つけたのでしょう?

 

1960年代後期。

南極大陸の上空から、レーダーによる調査が行われました。

 

その結果、各所で不自然に

平面が広がっている場所が発見されます。

 

通常、氷の下の地表が山や谷になっていれば、

地上もその姿を反映し、氷に凹凸が現れます。

凹凸の連続する場所で、一部の例外的な平面があることは

明らかに不自然でした。

 

そうして更なる調査を重ね、その平面の正体が

湖であると判明したのです。

 

最大の氷底湖“ボストーク湖”

現在確認されている氷底湖の中でも、

最大の大きさを誇るのが“ボストーク湖”です。

 

ボストーク湖は、1996年、

ロシアとイギリスの科学者らによって

ロシアの南極観測基地・ボストーク基地の真下

約4000mの場所に発見されました。

 

その大きさは、およそ

幅50km、長さ240km、水深800m

総面積は1万4000㎢もあり、

これは、琵琶湖の20倍以上の大きさにあたります。

 

湖水は淡水である可能性が高く、

そして、凍ってないということがわかりました。

 

ボストーク湖の発見は、世界中に衝撃を与えるとともに

人々を魅了しました。

 

なぜなら、その湖は

約3000万年もの間、外界から完全に隔絶されており、

これが意味することとはすなわち

我々とは全く別の歴史を辿った

未知の生態系が発見される可能性を秘めていたのです。

 

ボストーク湖は、

今から約3000万年前までは、

地上に存在していました。

 

ところが、南極大陸が氷に覆われると、

ボストーク湖も氷の蓋に閉ざされてしまいます。

 

氷底に眠る間、湖の中では果たして

生態系は築かれていたのでしょうか?

 

そんな極限の環境で生物は生きていけないだろう…

圧縮された大量の酸素が氷から溶け出して、

巨大化した生物がたくさん生息しているかもしれない…

 

ボストーク湖の調査は、

これまでの生物学の常識を覆し得るものでした。

 

ついに到達!ボストーク湖の調査結果!

世界中の期待を寄せたボストーク湖の採掘調査。

 

2012年2月5日、ロシアの調査チームは、

ついに3769m地点にある湖面に到達しました。

 

20年もの年月をかけ、

ようやく分厚い氷の層を突破したのです。

 

調査チームは、湖面に辿り着くまでの

最後の200mにあたる、湖水が凍ってできた氷を採取しました。

 

持ち帰ったその氷を溶かして湖水の調査をした結果、

多くの微生物が見つかりました。

 

そして、それら微生物のDNAは、

なんとその多くが、今までに発見されたことのない

全く新しい未知の生物である可能性が示唆されたのです。

 

一方、囁かれていた巨大生物の痕跡については

現段階では発見されておらず、

ボストーク湖の調査は一旦中断されています。

 

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未知なる可能性!南極の氷底湖!

それでは、今後、我々を驚かせるような

未知の巨大生物が見つかる可能性は無いのでしょうか?

 

実は、「無い」と言い切ることはできません。

 

なぜなら、南極大陸には、

ボストーク湖のような氷底湖が

2018年時点で確認されているだけでも

379個も存在しているのです。

 

そして、それら一つ一つが

数千年、数万年、数十万年、数千万年もの間、

閉ざされた世界で

それぞれ独自の生態系を育んでいるのです。

 

たとえば2013年には、深さ約800mにあるウィランズ湖で、

新種の微生物が多数発見されました。

 

また、2018年12月、深さ約1000mにあるマーサー湖からは、

微生物よりも高度な甲殻類やクマムシの死骸が見つかっています。

 

現在も、世界中で研究が進められる

南極大陸の氷底湖。

 

もしかしたら、今後、私たちの想像を遥かに超える

新たな発見があるかもしれませんね!

 

ところで、かつて南極探検の国家プロジェクトを指揮した

アメリカの英雄は、南極上空を飛行機で探索中、

奇妙な世界へと迷い込んでしまったといいます。

 

極寒の南極大陸で目にした

青い森、流れる川、目を疑う生物たち・・・

やがて彼はその地へ足を踏み入れることとなります。

 

彼の残した飛行日誌の記録については、

リンクを貼っていますので

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

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