人類の滅亡後、1億年間で地球に起こること!

ある者は、極寒の極地に。

またある者は、灼熱の大地に。

地上のあらゆる環境に適応し生きるその生物は、高い知能で文明を築き上げ、時にはこの星の環境さえも変えてしまいます。

彼らこそ、今の地球において、生物界の頂点に君臨する、私たち“人間”です。

現在地球に住む人間の数は、およそ77億人。

彼らの生活の営みにより、地球は光に溢れ、遥か宇宙からも確認できるほどに輝きます。

そんな人類がもし滅亡し、地上から姿を消してしまったら?

一体、地球ではどのようなことが起こるのでしょう。

こんにちは!えむちゃんです。

今回は、人類滅亡後、1億年にわたり地球に起こるであろう出来事をご紹介します!

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3時間後

この地球から人類が綺麗さっぱり消えてしまったら、一体何が起こるのでしょうか?

人類滅亡の、2~3時間後。

早速、異常事態が発生します。

まずは石油精製所の機能が破綻し、爆発による大規模な火災が、数ヶ月にわたって続きます。

火力発電所では燃料の補充がなくなり、世界から電気の明かりが徐々に失われていきます。

3日後

電力の供給が止まると、次に、地下鉄の排水ポンプが稼働しなくなります。

すると、地下鉄のトンネル内に浸水が始まり、2~3日後には水没してしまいます。

人類が消えて、たったの3日で、東京やニューヨーク、ロンドンなど、各地の都市の地下鉄が、まるで水路のように

様変わりしてしまうのです。

10日後

この頃になると、非常用の発電機のほとんどが機能を失い、地上の明かりは完全に消え去ります。

暗い夜を照らすのは、月明かりと、街を焼く火災の炎だけ。

これほどまでに静かな夜は、地球にとって何百年ぶりのことでしょう。

1ヶ月後

人類が滅亡し、1ヶ月が経つ頃には、原子力発電所の冷却水が全て蒸発し、放射能災害が発生します。

世界各地に存在する原子力発電所は、434基。

それらすべての場所で、福島やチェルノブイリを遥かに上回る原子力事故が起こり、地球の環境に甚大な影響を与えると予想されています。

人類が消えたことで、地球に暮らす動物たちにも変化が現れます。

人間によって家畜化されていた動物のほとんどは、生きていくことができず、死んでしまいます。

一部、豚や犬、猫などが生き残り、野生化していきます。

2年後

人類が消えて2年後。

街に住んでいた屋内性のゴキブリが死に絶えます。

最強の生命力を持つと思われているゴキブリですが、実は寒さに弱く、気温が10度以下になると繁殖能力が著しく低下します。

熱帯に住むゴキブリであれば、引き続き生き延びることができます。

ところが、そうでない地域で人間の暮らしと密接につながっていたゴキブリたちは、絶滅していきます。

25年後

人類が滅亡して25年の年月が経つと、人間が作り出した都市は徐々に自然に飲み込まれていきます。

アスファルトの亀裂からは、植物が芽を出し、歩道はボロボロになります。

水で溢れたトンネルは、道路を侵食し、やがて川ができます。

建造物は緑に覆われ、また砂漠に囲まれたドバイやラスベガスなどの都市は、砂に埋もれてしまいます。

100年後

100年が経った頃には、木造の家のほとんどが崩壊し、ネズミや昆虫の住処になります。

かつての原発事故や火災事故で傷ついた自然も急速な回復を見せます。

人類による大気汚染がなくなったことで、空気は澄み渡り、地球本来の自然が戻ってくるのです。

300年後

300年が経つと、コンクリートで作られた高層ビルが崩れ、また、橋や鉄柱の金属も腐食して倒壊し始めます。

これらの影響により、酸性が強まった土壌では、新種の植物が育っていくと考えられています。

崩壊した都市は、動植物や昆虫の楽園になっています。

昆虫が増えることで、やがてそれらを餌にする哺乳類や鳥類が繁栄していくのです。

1万年後

そうして月日が流れ、人類滅亡から1万年後。

人間の残した遺跡は、ピラミッドや万里の長城、アメリカの大統領の顔を刻んだラシュモア山など、石でできた建造物のみとなります。

ただし、環境汚染の痕跡はなかなか消えません。

人類が大気に与えた影響が元に戻るのは、およそ6万5千年後。

その頃になってようやく、二酸化炭素の水準がかつての地球と同水準になります。

500万年後

人類滅亡後、500万年。

この頃の地球には、大型生物が生態系の覇者に君臨している可能性があります。

もしかすると、恐竜を凌ぐほどの巨大生物が、大地を闊歩しているかも知れません。

ちなみに、人類が誕生したのも、現在から数えて、ちょうど500万年ほど前にあたります。

500万年という時の中で人類は徐々に進化しましたが、地球を破壊するほどの技術を手に入れたのは、たった数千年でのことです。

未来の地球を支配する生物は、我々人類の文明を遥かに上回る知的生物であるかも知れません…

1000万年後

人類滅亡から1000万年後。

地上に残された人類の遺跡は、ほぼ全てなくなってしまいます。

ラシュモア山は720万年もすると原型を失い、1000万年後には、ブロンズで作られた像がかろうじて形を留める程度になります。

5000万年後

5000万年も経つと、文明の痕跡はすっかり消えてしまいます。

ところが皮肉なことに、これだけの時間が過ぎてもなお、ガラス片やプラスチック片など、人類が地球に与えたダメージだけは消えずに残っているのです。

これらはどれだけ細かくなっても自然分解することはなく、熱や光によって、長い年月をかけて分解されていきます。

数百年から数千年の間は、完全に残り続け、海に入ったプラスチックの場合は、その寿命はさらに伸びます。

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1億年後

それでもようやく、1億年後の地球では、それらの破片も消え去り、こうして人類の痕跡は完全になくなります。

宇宙へ飛び出す技術までも得た人類であっても、1億年後の世界では、まるで何事もなかったかのように綺麗さっぱり消えてしまう。

少しの寂しさとともに地球の壮大さを感じますね…

ところで、もし仮に、1億年後の地球に知的生物が誕生していたとして、彼らはかつて生きた私たち人類の存在に気づくのでしょうか?

彼らにとっての唯一のヒントは、“地層”にあります。

大気中の二酸化炭素の濃度が急激に増加した記録は、地層にしっかりと刻まれます。

それを見つけた未来の知的生物たちはきっと

「この時代に何が起こったのか?」

「どんな生物が生きていたのか?」

と、解き明かすことのできない謎にロマンを感じることでしょう。

今、地球に生きる私たちが、かつて存在していたかもしれない超古代文明に想いを馳せるのと同様に…

5500万年前、超古代文明が存在したかも知れない“とある痕跡”が発見された」というお話は、こちらでご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

→ 『人類以前に超古代文明が存在した?5500万年前に存在した“ある痕跡”の謎!

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