人類以前に超古代文明が存在した?5500万年前に存在した“ある痕跡”の謎!

46億年という気の遠くなるような地球の歴史において、

人類以前に超古代文明が存在した可能性があると聞いたら

あなたはどう思いますか?

 

46億年前に地球が誕生したのに対し、

最初の人類が誕生したのは、わずか20万年前だと言われています。

そして、人類が最初に農耕を始めたのが、たった9000年前。

 

この長い地球の歴史を仮に1日24時間の物差しに置き換えると、

我々人類が存在しているのは、わずか0.2秒に満たないほど短い時間になります。

 

では、物差しのほとんどを占める、まだ人類のいない地球において、

文明と言えるものは果たして何も生まれなかったのでしょうか?

実は近年、学会に衝撃を与えたある論文が発表されました。

 

こんにちは。世界の七不思議・えむちゃんです!

今回は、5500万年前に痕跡を残す超古代文明の謎を紹介します。

 

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古代文明は存在するわけがないとする説

「そもそも人類以前に文明が存在するわけないだろう!」

もし存在するとしたら、恐竜の化石のようにすでに見つかっているはずだ。

金属片や石碑など、何かしらの遺跡が発見されているはずだ。

 

こう思う方も多いのではないでしょうか?

しかし、もし仮に数百万年前に文明が存在したとしても

実際にその痕跡を発見することは非常に難しい、と多くの学者は主張しています。

 

恐竜の化石についていえば、

世界中で毎日のように化石が見つかり、

現代の私たちは、過去に存在した恐竜のほとんどを知っている

そんな風に思えるのは、当たり前のことでしょう。

 

しかし、発見されている恐竜は、わずか1000種類ほどです。

1億6000万年という非常に長い時間、進化を繰り返しながら

地球を支配しつづけていた恐竜。

 

生物の多様性が少なくなっている現代ですら、

鳥類だけを数えても一万種類も存在しているというのにです

 

また、文明があったのなら遺跡が見つかるはず、という考え。

これも本当に正しいのでしょうか?

 

少し視点を変え、

今の私たちが文明の力で作り出したものが

数百万年後の世界で存在しているか?

と考えてみましょう。

 

道路や建造物、金属であっても、たった数千年後で風化してしまいます。

仮に偶然、形が残ったとしても、

それが数百万年経った後に誰かの手によって発見される確率は

非常に難しいでしょう。

 

なぜなら、私たちが築いている都市というのは、

地球の約29%を占める陸地のほんの一部、

つまり、地球の表面積からすれば、

わずか1%にしかならないからです。

 

そのうちのごく一部が、何かしらの痕跡として偶然残り、

そして数百万年後の世界で発見されることは非常にむずかしいでしょう。

 

同様に、現代を生きる我々が、いくらがんばっても

人類誕生以前の超古代文明の痕跡を見つけることなど

もはや不可能に思えてきます。

 

人類以前の文明は存在する証拠が見つかった? 

ところが近年、

約5500万年前に超古代文明が存在した可能性がある

という衝撃的な論文が発表されました。

 

この論文が掲載されたのは、

科学誌『International Journal of Astrobiology』。

NASAゴダート宇宙研究所の気象学者ゲイヴィン・シュミット博士と

アメリカ・ロチェスター大学の天文学者アダム・フランク教授によって公開されました。

 

彼らはまず考えたのは

我々人類が数百万年先の未来に残す痕跡は何か?」ということ。

建造物や機械は風化してしまい、未来にはほとんど残りません。

そこで注目したのが、地質学でした。

地層中の成分を調査することで、当時の環境は正確に分析が可能です。

 

人類は、急速な文明の発展により、地球環境に大きな影響を与えています。

なかでも、化石燃料の使用により、大気中の放射性炭素量が急激に増加しており、

それに伴って気温も上昇しています。

未来の科学者たちはこの時代の大気の変化について

地層を分析すれば必ず気づくはずだと二人は考えました。

 

そして、それは逆も然り。

これは人類以前の文明の存在を発見する手がかりになる

 

過去の地層を調べ、その中に放射線炭素量が急激に増加した時期、

気温が上昇した時期が見られれば、

その時代に化石燃料が使用された可能性がある・・・

 

そして、驚くべきことに

その痕跡が5500万年前の地層に見つかったのです。

 

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発見された!5500万年前の痕跡!

その時代に発生した現象は、

PETM(暁新世-始新世境界温暖化極大)と呼ばれるもので

地球の急激な気温上昇により、現在では氷に覆われている南極大陸も

緑が生い茂っていたと言われています。

 

これまで炭素量が増えた原因としては、

海底に蓄積していたメタンが融解したためという説や

火山活動によるものという説、

世界的に火災が起きた説などが考えられていましたが、

どれも十分な説明ができず、謎のままでした。

 

そこでシュミット博士とフランク教授は、

これまでになかった新たな説を提示しました。

 

この時期には、

現代の人類の文明発展に伴う気候変動と同様、

人為的な変化だったといえそうな痕跡が見られると主張しました。

 

「当時の大気中に含まれる炭素と酸素の割合が

文明の発展により炭素で溢れてしまった現代の大気と酷似している」と。

 

過去の超古代文明の手がかりを

見つけることは非常に困難です。

 

私たち人類も、地球から見れば

一瞬のうちに繁栄し、そして滅びる生物に過ぎず、

過去に栄華を極めた文明が存在したとしても

数千年という短期間しか続いていなければ、その痕跡を見つけるのは

極めて難しいでしょう。

 

また、将来、エコでクリーンなエネルギー

の生成方法が確立されれば

地球に与える影響は少なくなり、

未来に残る痕跡もほとんどなくなります。

 

二人の発表した論文は、

次のように締め括られています。

 

400万年よりも前に文明が存在したとしても

その生物の化石や創り出した物が発見され、

文明が存在したことを示す直接的な証拠が見つかる可能性は低い。

だからこそ、人類以前の文明は見つけようとしなければ、

発見できないものなのである

 

はるか昔に存在した可能性のある超古代文明は、

もしかしたら私たちのすぐ足元に眠っているのかもしれません。

 

そして、数百万年後の未来の今日。

もしかしたら新たな文明を築いている生物が

私たちの存在した痕跡を発見しているかもしれませんね!

 

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