魔の海域で起きた未解決事件!バミューダトライアングルの真実!(前編)

「何がなんだかわからない。
白い水の中に突っ込んだみたいだ・・・
我々は完全に迷ってしまった!」

アメリカ海軍中尉チャールズ・テイラーからの通信は、この言葉を最後に途絶えた。

彼が隊長として率いた5機の軍用機は、謎の現象により、一斉に忽然と姿を消した・・・

機体の残骸も、乗組員も、何一つ見つからない。

1945年12月5日に起きた、フライト19事件

何世紀もの間、多数の船や航空機が失踪してきた、魔の海域“バミューダトライアングル”。

一体、この海域には何が隠されているのでしょう。

こんにちは。えむちゃんです。

今回は、バミューダトライアングルで起こった数々の未解決事件をご紹介します。

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バミューダトライアングルとは?

フロリダ半島・プエルトリコ島・バミューダ諸島を結ぶ、およそ130万㎢の三角形の海域。

バミューダトライアングル

ここでは何世紀もの間、航空機や船の失踪事件が多発しており、人々はそれを“魔の三角地帯”と呼び、恐れてきました。

バミューダトライアングルで消息を絶った機体は、100以上。

行方不明者は1000を超えると言われています。

魔の海域を世界に広めた一冊の本

バミューダトライアングルのその名は、たった一冊の本によって世界中へと広がりました。

アメリカの言語学者で、また超常現象の研究家でもあったチャールズ・ベルリッツが、1974年に出版した著作『謎のバミューダ海域(The Bermuda Triangle)』。

バミューダトライアングルで起きた事件をまとめたこの本は、20ヶ国語に翻訳され、500万部以上も発行される世界的なベストセラーになりました。

これがきっかけとなり、バミューダトライアングルの謎は瞬く間に広まったのです。

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魔の海域で起きた事件

世界中の関心を集めた、魔の海域“バミューダトライアングル”。

それでは、実際にどういった事件が発生したのかを見ていきましょう。

<フライト19事件>

時は遡り、1945年12月5日。

その日、アメリカ海軍中尉チャールズ・テイラー氏は、5機の雷撃機隊を率いて、訓練飛行を行っていました。

彼らは“フライト19”と呼ばれ、同日、同じ訓練の中で19番目に出発した編隊でした。

訓練飛行は、それほど難しいものではありませんでした。

編隊は、フロリダにあるアメリカ海軍基地、フォートローダーデール海軍航空基地から東へ進み、その後、北西へ進路を変更。

190kmほど進んだところで左へ旋回し、基地へと戻る予定でした。

ところが、その途中で行方をくらませたのです。

異変が起きたのは、午後4時ごろでした。

管制塔へテイラー隊長からの無線が入ります。

「現在地がわからない。
どうやら方向転換の後、
針路を見失ってしまったようだ。」

「コンパスが二つとも狂ってしまった。」

テイラー隊長らを含む5機の飛行機は、コンパスの故障により、針路を外れ、フロリダキーズ沖まで離脱。

そして北東へ向かい、陸を探しますが、14人の飛行士を乗せた5機の飛行機は、二時間以上彷徨ったのち、連絡が途絶えてしまいます。

すぐさま飛行艇マーチン・マリナー号が13人の乗員とともに捜索に向かいますが、一度の無線連絡後、同様に消息を絶ちます。

その後、彼らが基地へたどり着くことはありませんでした。

数日後、6機の航空機、27名の乗組員を探す大規模な捜索が行われましたが、結局、一切の痕跡を見つけることができませんでした。

軍の調査では、事故の原因を「コンパスの故障による墜落」と結論づけられました。

しかし、磁気コンパスとジャイロコンパスの二つのコンパスが同時に故障することは、通常考えにくく、異常が発生した原因はわかっていません。

この「フライト19事件」は、バミューダトライアングルで起きた事件の中でも、最も謎に包まれた事件の一つです。

70年経った現在でも、フライト19の残骸は未だ発見されていません。

<サイクロプス号の失踪事件>

1918年、バミューダトライアングル付近で消息を絶った、サイクロプス号

全長165m、幅20m、重さ1万tを超える、アメリカ海軍の巨大な石炭船でした。

船には無線の通信装置も装備されていましたが、SOS信号が発信されることのないまま、船は行方知れずとなりました。

サイクロプス号の失踪は世間で大事件として騒がれ、大規模な捜索が行われました。

ところがまたもや、船の残骸、そして、乗船していた300人以上もの人々を含めた一切の手がかりが見つからず、100年経った現在でも、未だ発見されていません。

失踪の原因も、謎に包まれたままです。

<2015年 エルファロ号の事件>

バミューダトライアングルでの未解決事故は、近年でも発生しています。

2015年10月、バハマ沖で、今度はアメリカの貨物船エルファロ号が消息不明となりました。

1か月後、沈没した船が見つかりますが、33人の乗組員は行方不明のままです。

<2017年 MU-2Bの消息不明事件>

さらに2017年5月には、4人を乗せた小型機MU-2Bが、バハマのエルーセラ島の沖で消息を絶ちました。

飛行機の残骸は現在でも見つかっておらず、事故の原因も不明のままになっています。

バミューダトライアングルで発生した、数々の不可解な事件。

時空の歪みが発生したのではないか?

はたまた、宇宙人に攫われたのではないか?

そうした超常現象が囁かれる中、現代の最新の調査によって、事件の真相は少しずつ明らかになってきました。

魔の海域の謎を紐解くバミューダトライアングルの真実については、続く後編でご紹介しますので、ぜひチェックしてみくださいね!

→ 『解明された謎!?バミューダトライアングルの真実!(後編)

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