人類滅亡のシナリオ!明日にも地球を破壊し尽くす身近な5つの災い!
地球という星に、栄華を極める人類。
宇宙へ飛び出し、生命をも創り出すほどの技術を持ち、その繁栄は永遠に続くかのように思われます。
しかし、それは単なる幻想に過ぎません。
私たちはほんのささいなきっかけで、簡単に滅亡してしまうのです。
地上に住まう人類は、絶妙なバランスの中に生きています。
その均衡は、いつ崩れてもおかしくありません。
こんにちは。えむちゃんです。
今回は、私たちの身近に潜む5つの災いと人類滅亡のシナリオをご紹介します!
第一の災い:パンデミック
人類の運命を幾度となく変えてきた、感染症のパンデミック。
歴史は紀元前にまで遡り、エジプトのミイラにも感染症の痕跡が確認されています。
19世紀後半以前には、天然痘やペスト、スペイン風邪など、繰り返しパンデミックが起き、その度人々は甚大な被害を被りました。
感染症の病原体や対処法がわかってきたのは、つい最近になってようやくのことです。
<人類を襲った感染症>
- 天然痘 :紀元前〜1980年。人類が根絶した唯一の感染症
- ペスト :歴史上、何度もパンデミックを引き起こす。14世紀にはヨーロッパの人口の1/3以上が死亡
- スペイン風邪 :世界人口の1/3が感染。当時の世界人口18億人のうち、4000万〜1億人が死亡
- その他 :新型インフルエンザ、エイズ、SARS、結核、マラリアなど
しかしながら、自然破壊などにより、人類が様々な野生動物の生息域に侵入することが増え、動物から伝染病がうつるリスクは増加しています。
また、過去50年間、ヒトに感染する病原体が新たに出現するスピードは上がっており、今後パンデミックが起こる可能性も同様、高いと言えるのです。
第二の災い:核戦争
世界を巻き込んだ核戦争が起きた時、人類は簡単に滅亡に追いやられます。
たった1発で数万〜数百万人の命を奪う核兵器。
歴史上、戦争で利用されたのは広島と長崎の2発のみですが、依然として世界には1万3000発もの核爆弾が存在しています。
そのうち100発でも核爆弾が使用されると、灰が地球全体を覆い、日光を遮断します。
すると、地球全体の気温は9%も下がり、世界中で作物が採れなくなります。
核の攻撃を逃れ、生き残ったとしても、20億人以上もの人々が餓死してしまうのです。
こうして地球は“核の冬”と呼ばれる氷河期に突入し、
人間の暮らしは崩壊します。
実際、全面的な核戦争が起こる可能性は低いですが、偶発的な理由で核兵器が使用されるリスクは、非常に高いです。
過去数十年間で、ミサイル警告システムが誤認し、核戦争の一歩手前まで発展した事例は何件もあります。
世界で緊張状態が高まる現在において、いつ何が起こるか、わからない状況にあるのです。
第三の災い:火山噴火
過去に人類を滅亡寸前にまで追い込んだ大規模な火山噴火があったことは、ご存知でしょうか?
今から約7万3000年前。
インドネシア・スマトラ島のトバ火山で発生した大噴火は、地球の環境を一変させ、人類を含めた生物の大量絶滅を引き起こしました。
トバ火山は、スーパーボルケーノと呼ばれる、通常の火山数十個分にもなる超大型火山です。
スーパーボルケーノの地下には、超巨大なマグマ溜まりが存在し、その噴火の威力は段違いです。
半径数十kmの生物は死に絶え、大量の噴出物が成層圏(高度約50~80km)にまで到達します。
トバ火山の大噴火では、大気に巻き上げられた大量の火山灰が日光を遮り、地球の平均気温は5度低下しました。
そして、この寒冷気候はおよそ6000年もの間続き、大量の生物が絶滅、私たちの祖先も滅亡寸前にまで追いやられたと言われています。
ちなみに、この噴火によりインド中央部では、その後1000年間も緑が戻らなかったことが、地層に残された花粉の分析からも判明しています。
アメリカ・イエローストーン国立公園(約8800平方km)内のスーパーボルケーノ。
日本の四国の半分ほどにあたる広大な面積を持つ、アメリカ最大の国立公園のその下には、公園と同等の大きさに匹敵する超巨大なマグマ溜まりが存在しています。
約220万年前・約130万年前・約64万年前の過去3度噴火しており、その被害は、半径1000kmに住む人々の約90%が火山灰で窒息死するほど甚大なものです。
平均気温が10~12度も下がる “火山の冬”は、6~10年続くと言われています。
人類は深刻な飢饉や政治的大混乱に襲われ、やがて滅亡に追いやられることでしょう。
第四の災い:隕石の衝突
地球の誕生以降、歴代の支配者たちを何度も破滅に追いやった”巨大隕石“。
約6500万年前、メキシコ・ユカタン半島の北部沖に衝突した直径約10kmの巨大隕石は、それまで地球で1億6000年にもわたって繁栄していた恐竜たちを一瞬にして絶滅させました。
隕石の衝突は、地上に直径約200kmのクレーターを作り、高さ数百mの津波を引き起こしました。
また、非常に大きな衝撃波が地殻内を駆け巡り、大気に巻き上がった塵や岩石が地球全体を覆うと、摩擦によって稲妻や火災を発生させました。
太陽光は数年間にわたり遮断され、地球の平均気温も低下。
結果、全体の約76%という大量の生物が死に絶えたといいます。
隕石が我々人類に深刻な被害をもたらすには、恐竜を絶滅させた巨大隕石のたった10分の1の大きさ、直径1kmの天体で十分だと言われています。
それが地球に衝突する確率は、なんと数十年に1度程度。
私たちの生きる間にも可能性のある数字に、驚かれることでしょう。
さらに巨大隕石と同じ大きさにあたる、直径10kmの天体が地球に衝突する確率は、1億年に1度程度。
確率こそ低いものの、前回の巨大隕石の衝突から既に約6500万年が経っていることも事実です。
もしも再び巨大隕石が衝突すれば、どれほど発展した技術力をもってしても、衝撃波、爆風、大津波、そして気候変動を受け、人類が絶滅を免れることは難しいでしょう。
第五の災い:銀河系で生じるガンマ線バースト
宇宙からの脅威は、隕石だけではありません。
銀河系で発生するガンマ線バーストは、人類が警戒すべき恐ろしい現象です。
ガンマ線バーストとは、数十秒間にガンマ線が爆発的に放出される、宇宙で最も激しい爆発現象のことです。
ガンマ線バーストは、大きな恒星が寿命を終え、ブラックホールになる時などに発生すると考えられていますが、はっきりとした発生の原因はまだわかっていません。
万が一、ガンマ線バーストが地球の近くで発生し、そして直撃した場合、オゾン層の大半が破壊されてしまいます。
オゾン層の失われた地球には、宇宙からの有害な放射線が降り注ぎ、生命は遺伝子レベルのダメージを負ってほとんどが滅んでしまうでしょう。
実際のところ、ガンマ線バーストが地球に直撃する確率というのは、限りなく低いと考えられています。
しかし、可能性はゼロではありません。
4億4000万年前、オルドビス紀(4億8800万~4億4300万年前)に生物の大量絶滅が起き、特に海洋生物は全体の70%が絶滅したと言われています。
カンザス大学の古生物学者、ブルース・リバーマン博士は「この大量絶滅の原因こそ、ガンマ線バーストによるものではないか?」と発表しています。
原因については諸説ありますが、いずれにしても、私たち人類は一切油断ならないということです。
明日にでも人類を滅亡に追い込むかもしれない、身近な5つの災い。
もしも本当に人類が滅亡した場合、その後の地球は一体どうなるのでしょう?
人のいなくなった地球で、1億年の間に起こるであろう驚きの現象については、
こちらの記事でご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。