【地球全史】地球誕生後、46億年間で起こった驚きの出来事!地球の歴史!
今からおよそ45億6000万年前、
私たち人類にとって非常に重大な出来事が起きました。
原始の地球の誕生。
微惑星が衝突と合体を繰り返し、
やがて巨大化して出来上がった
いくつもの原始惑星。
それらがまた同じ工程を経てさらに成長し、
暗い宇宙に、原始地球は生まれました。
遥か悠久の時、地球はあらゆる変化を遂げ、
現在に見る、水と生命に溢れた【奇跡の星】となったのです。
私たちの母なる地球が紡いできた壮大な物語を、
ここで今一度、振り返ってみませんか。
こんにちは。えむちゃんです。
今回は、46億年の歴史、
地球誕生後に起きた驚きの出来事をご紹介します。
45億5000万年前:原始地球の誕生
45億6000万年前に宇宙に生まれた原始地球は、
誕生後も成長を続けました。
微惑星などと融合するたびに
原始地球の引き付ける力、すなわち重力が強くなっていきます。
そうして1000万年後、原始地球に引き寄せられた
火星ほどに大きな惑星と巨大な衝突を起こすのです。
こうして、現在の地球という惑星が誕生しました。
一説には、この大衝突により生じた破片が
月になったと言われています。
新生の地球は凄まじい衝撃を受け、
地球の表面は数百kmの深さにわたり
ドロドロに溶けたマグマの海に覆われました。
さらに、二酸化炭素を多く含んだ原始大気によって
温室効果が発生し、
当時の地表面の温度は400度にまで上がったといいます。
40億年前:原始の海の誕生
灼熱の地球はおよそ5億年にも渡り
高温高圧状態でした。
地表の温度がようやく下がったのは
今から約40億年前。
地球に原始の海が出来ます。
実は、地球ではこれまでにも
海の源となる雨が降り注いでいました。
原始の大気には水蒸気も多く含まれていたため
地球が高温になった際に蒸発し、
上空に昇ったのち、空で冷やされて雨となっていたのです。
しかし、当時の地表はマグマに覆われています。
雨は地表に届く前に、熱で再び蒸発するという
サイクルを繰り返していました。
とはいえ、マグマの熱は水蒸気を通して
次第に宇宙空間へと逃がされ、
また微惑星などの衝突が徐々に落ち着き始めたことも相まって
地表の温度を少しずつ下げていき、
長い時間をかけてようやく雨が直接触れるようになったのです。
急激に冷やされたマグマによって、
地球には陸地が誕生。
そこに雨が溜まり、原始の海が誕生しました。
ただし海とはいっても、
私たちの知る海とは全く異なります。
その温度は約150度。
さらに海水は強い酸性で、
とても生命の誕生できる環境ではありませんでした。
それでも、海の形成は、
地球に次なる変化を促しました。
大気中の二酸化炭素が海に溶け込み、
温室効果が減ったことで
高温だった地球の気温がさらに低下したのです。
38億年前:生命の誕生
原始の海の誕生から約2億年後。
およそ38億年前の地球では、初めて
最古の生命が誕生したと考えられています。
生命の誕生に必要なもの。
それは大きく三つ、
“液体の水”・“有機物”・ “エネルギー”
であると言われます。
おおまかに動植物の体を構成する“有機物”は、
あらゆる物質が“液体の水”に溶け込み
化学反応を起こすことで生まれ、
そして、それらを膜で閉じ込めることで
生命としての形が出来上がるのです。
最初の生命がどこで誕生したのかは
明確にわかってはいないものの、
まだオゾン層のない当時、
生命にとって有害な紫外線が
大地に大量に降り注いでいたことを考えると、
おそらくは太陽の光の届かない
深海で生まれた可能性が高いと言われています。
32億年前:シアノバクテリア(光合成をする生物)の出現
最古の生命の誕生から約6億年後。
およそ32億年前になると、
光合成をする生物シアノバクテリアが出現します。
これにより、海には酸素が供給され始めます。
しかし、当時の生物にとって酸素は猛毒でした。
21億年前:真核生物の出現
続く11億年後の、およそ21億年前には
細胞の中に核を持つ、真核生物が出現。
有害な酸素から身を守るために
DNAを核膜で包むことで、酸素を克服したのです。
19億年前:超大陸の出現
原始の生物が環境に適応してゆく中、
地上もまた激しく変化していました。
およそ19億年前には
最初の超大陸“ヌーナ大陸”が誕生し、
各地の大陸が衝突しては、融合と分離を繰り返しました。
18億年前〜8億年前:退屈な10億年
しかしその1億年後、
激動の時代はぴたりと止んでしまいます。
およそ18億年前から8億年前にかけて続いた
静寂の時代、退屈な10億年です。
教科書にもほとんど載ることのない、
地球の失われた物語。
しかしその実、水面下では
あらゆる変化が起きていました。
詳しいお話はこちらの記事でご紹介していますので、
気になる方はぜひご覧ください。
6億年前:カンブリア爆発
さて、地球史上“退屈な10億年”と言われる時代が明けたのち、
今から約6億年前。
突如として、生物たちの生態が激変します。
生命が爆発的に多様化した、カンブリア爆発。
このわずか1000万年の間に、
なんと今日に見られる生物分類の階級の一つ、
動物の“門”が出揃ったのです。
多種多様に広がった生物たちは
ここから繁栄し、
誕生と絶滅を繰り返すこととなります。
4億8000万年前:陸上植物の出現
約4億8000万年前。
生物進化の歴史に欠かせない出来事が起きます。
陸上植物の出現です。
地球に生命が誕生して以降
生物たちの進化の舞台はずっと、海でした。
ところが、この時期からおよそ1億年かけ、
海で進化を遂げていた植物が分岐して
陸上に進出したのです。
これ以降、何もなかった大地には
緑が生い茂るようになります。
4億年前:地上で繁栄する節足動物
陸地の植物の誕生に続き、
約4億年前には、節足動物が地上へ進出。
3億6000万年前 :地上で繁栄する脊椎動物
そして3億6000万年前頃、
ついに脊椎動物が海から地上へと進出するのです。
3億年前:昆虫の繁栄&爬虫類の出現
約3億年前には
巨大な昆虫が登場して、大森林に繁殖し、
また、爬虫類なども出現します。
2億5000万年前:恐竜の時代
あらゆる生命が溢れるようになった地球。
ところが約2億5000万年前、
全体の約90〜95%もの生物が絶滅してしまいます。
地球史上最大とも言われる
ペルム紀の大量絶滅です。
しかし、生態系に空白ができたことで
代わりに爬虫類が進化を遂げ、恐竜が出現します。
この2500万年後、
最古の哺乳類アデロバシレウスが出現しますが、
その体長は10~15cm程度、ネズミのような外見をしており、
まだまだ小さな存在でした。
6550万年前:哺乳類の時代
恐竜が生物の頂点に君臨した時代は長く、
およそ1億6000万年もの間続きました。
時代ごと、地球の環境に合わせて
体の形や機能を進化させ、
今から約1億年前には最盛期を迎えます。
しかし、約6550万年前。
巨大隕石が衝突し、地球環境が激変したことで
白亜紀末の大量絶滅が発生。
恐竜は地上から姿を消してしまいます。
こうして地球を襲っては生命が途絶えてきた
大規模な大量絶滅は、通算5回発生したとされます。
それぞれの詳しいお話は
こちらの記事でご紹介していますので
気になる方はぜひご覧ください。
恐竜の絶滅により、生態系に空白ができ、
それを埋めるように台頭したのは私たちの遠い祖先です。
地球に哺乳類の時代が到来します。
初期の霊長類が出現したのも
ちょうどこの頃だと言われています。
700万年前:最古の人類の誕生
そして迎えた700万年前。
アフリカ大陸で、
ついに最古の人類が誕生します。
動き始めた私たちの時代。
いつしか人は地上を歩き、道具を扱い、
文明を築いて繁栄しました。
我々にとっては長い歴史、
しかし地球の時間軸ではごく僅か、
たった一瞬のまたたきの間に
人類は前例のない、異常な進化を遂げたのです。
人類の進化と発展の歴史!
人類誕生後、700万年間で起こった驚きの出来事については、
こちらの記事をぜひご覧ください。